蘆花浅水荘(記恩寺)様

参画企業さま紹介

「蘆花浅水荘」は日本画家の大家、山元春挙がアトリエとして使用していた別荘で、京阪電鉄瓦ヶ浜駅の北東約220mにあります。
庭園は、自然の中に自己の芸術を表した、いかにも画家の庭らしく絵画風の作りと評されています。
大正時代に造園された頃は、庭続きに琵琶湖が広がっていました。書院の前に芝生の小丘を2つ作り、その間に幅広い白砂を流し、小ぶりの松をところどころに配置しています。
これらの配置はすべて庭向こうの琵琶湖と背後の山々を借景に作られ、調和が見事です。
建物は数寄屋風造りで、和洋折衷、また様々な要素を取り入れて意匠を凝らした素晴らしい近代和風建築と評価されています。

現在は山元家により開かれた曹洞宗の禅寺『記恩寺』となり、建物は国の重要文化財、庭園は大津市指定の名勝になっています。

今回の「滋賀コレかるたで地域活性プロジェクト」へは、「蘆花浅水荘」を管理されている株式会社 大生産業 様により実現いたしました。
地域の子ども達に、身近にある日本文化を知ってもらい、大切に思って欲しいという願いが込められています。

贈呈式の様子

オンリーワン札

1872年に大津県膳所中ノ庄村(現、滋賀県大津市)に生まれた山元春挙は、明治〜昭和初期の京都画壇を牽引し、国内のみならずフランス政府から勲章も受賞した日本画家の大家です。
近隣には春挙が復興を目指した“膳所焼”に関する美術館『膳所焼美術館』もあります。
芸術と縁が深い大津・膳所を子ども達にも感じてもらえれば何よりです。

蘆花浅水荘は山元春挙自身が設計に関わり、京都の大工・橋下嘉三郎をはじめとする職人と作り上げた理想の数寄屋風造りの近代和風建築です。
日本文化や芸術、そして職人たちの手仕事を、未来へ残していって欲しいと願っています。


記恩寺(蘆花浅水荘)

【所在地】〒520-0837 滋賀県大津市中庄一丁目19番23号(京阪石山坂本線 瓦ヶ浜駅下車徒歩5分)
【WEBサイト】https://rokasensuiso.wixsite.com/page
※拝観は3日前までに要予約。(お寺の都合で拝観できないこともありますので、早めにご連絡ください)
TEL:077-522-2183

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